米FRB議長追加利下げ示唆

アメリカ連邦準備理事会のバーナンキ議長はワシントンで信用力の低いサブプライムローン問題で景気下振れのリスクが一段と高まったとの懸念を表明し、必要に応じて大幅な追加の措置をとる用意があると語り、大幅利下げに踏み切る考えを示した。この発言で市場では0.5%を軸とする利下げ観測が高まり、アメリカの株式の相場は大きく上昇してしまった。FRB議長が事前に大幅利下げの意向を示したのは異例のことだ。FRBは29日と30日に開くアメリカ連邦公開市場委員会で、07年9月から四回連続の利下げを決める公算が大きくなった。最重要政策の金利であるフェデラルファンド金利誘導の目標を、現行の年4.25%から年 3.75%に引き下げるのではとの観測が大勢を示しているのだ。
アメリカの大手銀バンク・オブ・アメリカが、米最大の住宅ローン会社のカントリーワイド・ファイナンシャルの買収交渉を進めていることが分かった。ウォールストリート・ジャーナルなど複数のアメリカのメディアが報じている。買収の金額などは明らかになっていない。カントリーワイドは信用力の低い個人向けサブプライムローンの焦げ付きの増加で資金繰りが悪化していて、経営破綻するとの見かたが流れていた。バンク・オブ・アメリカは昨年8月、カントリーワイドに約2200億円を出資し、16%の普通株に転換可能な優先株を購入していた。カントリーワイドの株価が70%近く急落した。株式の時価総額も40億ドル前後に落ち込んだため、完全な買収に方針を切り替えたようだ。バンク・オブ・アメリカは個人向け金融サービスでアメリカの銀行でトップなのだ。カントリーワイドは住宅ローン分野で最大で、相乗的な効果が見込める。信用力のある大手銀行の子会社とすることで、カントリーワイドの資金繰りを助けて救済する狙いではないかとみている。

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